南アフリカはヨハネスブルク近郊のライジング・スター洞窟から、大量の「ヒト属の骨」が発見されて、３年あまり。
異例の早さで、解明が進んでいるらしい。

人類の進化過程を「猿人→原人→旧人→新人」とされたのも、今は昔。

今は、２０万年前にアフリカで誕生した「ホモ・サピエンス」が、アフリカからユーラシア大陸へと渡り世界へと拡散、現生人類の唯一の祖先になった事が分かっています。

２０種類ほどあるヒト属のうちホモ・サピエンスのみが生き残り、ネアンデルータール人、ホモ・エレクトス、北京原人、ジャワ原人などすべて亡び去ってしまったのは衝撃的です。
（ネアンデルータール人は、ホモ・サピエンスと交雑したという説もある）



アウストラロピテクス（猿人）は、『二足歩行の猿』という、まだまだ猿の状態ですが、今回、発見され命名された「ホモ・ナレディ」がこれに近いのか、それともヒト属に近いのか・・。
もしかしたら猿から人間への進化を埋める「新種の何か」なのかもしれない。

脳は小さくてアウストラロピテクス並なのに、足などはヒト属に近いという、従来見られなかった特徴を持つ、「ホモ・ナレディ」
今後の解明が待たれます。